こんにちはTERUです。
フリーランスでWEB制作を仕事にしています。
読者の悩み
- 会社以外に副業やフリーランスでお金を稼ぐスキルを身につけたい
- WEB制作って、最近よく聞くけど自分にもできないかな?
- このまま会社で働き続けるのは、しんどいし不安だな
「仕事内容が自分に合っていない」「頑張っても評価されない」「でも会社辞めるとお金が心配」など、会社はやる気出ないけど、どうすればいいのと悩んでる方は多いと思います。
本記事では、会社に頼らず自らお金を稼ぐことができるスキルの一つとして、WEB制作を仕事にする方法について詳しく解説します。
具体的には、下記のような人に参考になります。
- 転職もしくは、フリーランスとして独立したい方
- 副業でお小遣いを稼ぎたい方
この記事を読んで分かること
- WEB制作を仕事にするための具体的な方法がわかる
本記事の信頼性
- フリーランスとしてWordPress案件を中心としたWeb制作をメインに仕事をしている。
- Web制作会社にてディレクターの経験もあり。
そもそもWeb制作ってどんな仕事?
Web制作とは、インターネット上に公開するWebサイトを新規で制作したり、既存のWebサイトをリニューアルする作業のことです。
Webサイトも一般的なイメージにあるホームページだけでなく、用途によっていくつか種類があります。
- コーポレートサイト
- ECサイト
- メディアサイト
- サービスサイト
最近では、企業が自社サイトを持つことはもちろんのこと、新しいサービスや商品を販売する際にもWebサイトを活用するのは当たり前になっており、Webサイトはビジネスに欠かせないものになっております。
Web制作のフリーランスになるロードマップ【未経験でも可能】

本章では、実際に僕がフリーランスとして独立した経験を基に、未経験からフリーランスを目指す上で最適なロードマップを解説します。
STEP1:独学やスクールでWeb制作の基礎を学ぶ
まずは最低限のスキルを身につけるためにWeb制作の基礎を学びます。
学ぶ方法としては下記2パターンあります。
- 独学で学習
- オンラインスクールを活用して学習
独学で学習
独学の場合、下記のステップで学習に取り組みます。
- ProgateでHTML/CSSに慣れる
- ドットインストールでHTML/CSSの理解を深める
- 模写または実践で経験値をあげる
「Progate」や「ドットインストール」は、初心者からでも楽しみながら学習できるオンラインサービスです。

HTML/CSSの基礎を身につけた後は、ひたすら手を動かしてコードを書きましょう。
具体的には、好きなサイト模写をしたり、練習用のデザインデータをもとにコーディングを行います。
オンラインスクールを活用して学習
独学に自信がない方には、オンラインスクールを活用した学習がおすすめです。
具体的には下記のような人が対象です。
- 一人だと多分サボってしまう、継続する自信がない。
- 学習中に相談できるエンジニアの人が欲しい。
- 独学してたけど挫折してしまった。
オンラインスクールは、独学よりも費用はかかりますが、挫折しないためのサポートがあったり効率的に学習することができます。
※オンラインスクールの中には、Web制作会社への就職をサポートしてもらえるサービスもあります。
Web制作の学習方法については、下記の記事にて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

STEP2:制作会社で経験を積んで実績を作る
基礎スキルが身についた後は、制作会社で経験を積むことをお勧めします。
制作会社は、コーダーやデザイナーが不足している場合が多いので、基礎スキルがあれば雇ってもらえる会社も多いです。
具体的には、求人サービスを利用したり、制作会社のコーポレートサイトから募集要項を確認して申し込みを行います。

僕の場合は、Wantedlyを利用して制作会社に転職しました。
個人的には、小規模な制作会社(20人未満)で経験を積むのがオススメです。
なぜなら、人数が少ないので、早くから外注やディレクションなど、様々な役割を経験することができるからです。



また、今後フリーランスとしてエージェントを活用する場合も会社での実務経験が条件の案件も多いので、可能であれば制作会社で経験を積みましょう!
STEP3:クラウドソーシングを利用して副業も行う
次にクラウドソーシングを利用して、副業でWeb制作を行います。
最近では、ほとんどの会社で副業は認められており、制作会社でも業務外の時間で副業をすることは問題ないと思います。
副業でもWeb制作をすると、下記のメリットがあります。
- 本業で学んだことを副業でも活用できるので、成長が加速する
- 本業で収入が安定しているので、副業でチャレンジしやすい
- フリーランスになってからの仕事イメージが湧く
STEP4:フリーランスとして独立する
制作会社で経験を積んだら、フリーランスとして独立します。
どれくらい経験するかは人それぞれですが、最初からフリーランスとして独立するつもりであれば、1〜3年経験を積めば十分だと思います。



僕の場合、1年で独立しました。
フリーランスになると自ら営業して案件を獲得してくる必要があります。
制作スキルは重要ですが、フリーランスで生き残っていくためには、営業スキルも重要になります。
独立した当初は、案件獲得の方法として2パターンに分かれます。
- パターン1:勤めていた制作会社との繋がりから案件を紹介してもらう
- パターン2:自分で1から営業して案件を獲得する
勤めていた制作会社との関係が良好な場合、パターン1も多いです。
ただ、独立したらパターン2にも挑戦して自ら案件を獲得できる力を身につけてもらいたいです。
パターン2での案件獲得の方法については、次章で解説します。
Web制作案件獲得の具体的な方法【副業・フリーランス向け】
制作スキルはもちろん重要ですが、副業やフリーランスとして仕事をする場合、一番重要なのが営業です。
いくら制作スキルがあっても案件獲得できなければ、お金は稼げません。。
ここでは、具体的な案件獲得方法にについて解説します。
下記のような案件の獲得方法があります。
フリーランスエージェントの利用
フリーランス向けのエージェントサービスに登録して案件紹介してもらう方法です。
エージェントサービスを利用すれば、本人の代わりに営業してくれるので、営業苦手な方にはオススメです。
単発案件よりも継続的に仕事を受ける形が多いので、エージェントサービスを利用することで収入面を安定させることができます。
また、エージェント毎に「高単価案件が多い」「保証面が手厚い」など特徴が違うので幾つか利用してみて自分に合うのを探しましょう。
有名なフリーランス向けエージェントは以下になります。
- フォスターフリーランス
→優良案件が常時5,000件以上(非公開案件含む)、業界歴平均10年のスタッフが案件マッチングをサポートしてくれる - PE−BANK
→フリーランス向けサービスの中でも歴史が長い。 登録者の年齢層は比較的高く、安定感のあるサポートが特徴 - クラウドテック
→クラウドワークスが運営。専属キャリアサポーターがフリーランス向け案件を提案してくれる - ITプロパートナーズ
→フリーランスのエンジニア、デザイナー向けに週2・3日の案件が多い
友人・知人からの紹介
友人や知人に自分がWEB制作ができることを伝えて、Webサイト制作を考えている人を紹介してもらう方法です。
SNS上だとWEB制作できる人はよく見ますが、リアルな自分の日常だとWEB制作できる人はそんなにいません。(僕は出会ったことないです)
なのでサイトが作れることは、一つの大きな強みです。
自分の周りに継続的に発信することで、知り合いからの人脈を辿ってWebサイト制作を考えている人に繋がるのは、よくあるパターンです。
いくら友人や知人でも、自分の適正価格で交渉するのが必要だと思います。
クラウドソーシングの利用
クラウドワークス やランサーズなど、クラウドソーシングサービスを利用して案件を受注する方法です。
大手のクラウドソーシングサイトには、「コーディングのみ」や「LP1枚」など様々なパターンのWeb制作案件が掲載されています。
自分が対応可能な案件に提案して、採用されると案件が発生します。
他のクラウドソーシングサイトと少し違いますが、ココナラを利用すれば、自分が出来る事(サイト制作等)をサービスとして値段をつけて出品することもできます。
制作会社に営業
WEB制作会社に営業して、お仕事を受注する方法です。
営業方法としては、各会社のお問い合わせフォームから、営業文章をメールします。
応募する制作会社には、下記の点を端的に正確に伝えましょう
- 自分ができること(お手伝いできる点)
- 作業をお願いした場合の費用感
- 作業をお願いした場合の稼働時間(例:1ヶ月XX時間動けます)
- 提示できる実績(あれば)
営業パートナー
営業パートナーを見つけて、案件を紹介してもらう方法です。
自分の周りに営業が得意な人がいる場合は、パートナー契約を結んで営業活動をお願いしてみるのも一つの方法です。
営業パートナーがいると制作作業に集中できるメリットがあります
その際には、自分のサービス(何が提供できるのか?価値は何か?)をしっかりと提案資料にまとめる必要があります。
※提案資料を渡して、自分の代わりにお客さまに営業(提案)してもらうイメージです。
Web制作勉強後の初案件に向けた営業方法については、下記の記事にて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


Web制作のフリーランスと制作会社の違いを解説


Web制作の仕事をする場合は、大きく2パターンの働き方に分かれます。
- パターン①:Web制作会社に勤務して働く
- パターン②:フリーランスや副業として働く
パターン①:Web制作会社に勤務して働く
制作会社に正社員や派遣社員として働くパターンです。
フリーランスと比べると勤務体系や給与面が安定している点が特徴です。
他にも制作会社で働くメリットは多いです。
- 自分とは違う職種の人達とチームで仕事ができる
- 様々な制作案件を経験できる
- 制作案件の一連の流れを経験できる
なかでも一番のメリットは多くの制作経験が積めることです。個人では受注できない大規模案件や自分よりスキルも経験もある人とチームで働ける経験は、貴重です。
一度Web制作会社で経験を積んでからフリーランスとして独立するパターンも多いです。



僕もこのパターンです。
パターン②:フリーランスや副業として働く
フリーランスや副業としてWeb制作を行うパターンです。
仕事の案件は、主にクライアントと直接契約する直請け案件と制作会社から一部の作業を引き受ける下請け案件があります。
困っても上司や先輩が助けてくれるわけでは無いので、ある程度のスキルと自己解決していく力が最低限必要になります。
制作会社勤務に比べると難易度は高いし、苦労することも多いですが、自由度は圧倒的に高いです。



具体的なメリット・デメリットは次の章で解説します。
Web制作フリーランスのメリット・デメリットについて
web制作のフリーランスとして働いて、実際に感じたメリットとデメリットについて解説します。
メリット①:時間と場所の自由がある
一番大きいメリットが、働く時間も場所も自由に決めることができる事です。
案件(仕事)さえ取る事ができれば、どこで(場所)、いつ(時間)働くのも自由なので、最近では、田舎や海外に移住して、単価の高い都会の案件をしているフリーランスが増えてきています。
もちろんエージェント経由などで会社と契約して働く場合は、働く場所や時間にある程度縛りはありますが、最近はフルリモートも増えてきて、今後もっと自由度は上がっていきます。
メリット②:何歳になっても働ける
フリーランスには、定年がないので働きたければ、いつまでも働けます。
サラリーマンであれば、基本的に定年になると会社を辞めなければいけません。
大企業によくありますが、その会社でしか通用しないスキルばかりだと定年で会社を辞めた時に自分にできることが何もないという悲惨なことになります。
人生100年時代なので、低く見積もっても定年後10年以上は何かしら仕事して稼いでいく必要があります。
会社から、給与をもらうだけでなく、フリーランスや副業を通して「自分で稼ぐ」ということを経験しておくことは、これからの時代に必要だと思います。
メリット③:全ての決定権が自分にある
メリット①と似ていますが、フリーランスは、全ての決定権が自分にあります。
「どれくらい働く?」「どんな仕事をする?」「誰と付き合う?」など人間関係や収入、働き方まで全て自分でめることができます。
自分の行動がダイレクトに成果として現れるので、「会社では頑張っても評価されない」と思ってる方には向いてるかもしれません。
デメリット①:収入が安定しない
フリーランスは収入が安定しません。
そもそも給与収入ではないので、安定しにくいです。
Web制作では、案件の請求タイミングによって月毎の収入にはかなりの上下があります。
ただ、運用保守などお客様に月額契約で提供できるサービスを作ることでストック収入を獲得し、収入を安定させることもできます。



工夫次第で収入の獲得方法はいくつもあります。
デメリット②:全部一人でやらないといけない
会社ではないので、契約関連や会計処理、確定申告など、通常業務とは関係ない雑務も全部一人でやらないといけません。
ただ、その分マネーリテラシーの向上やメリットもありますが面倒な作業も正直多いです。
収入が増えてくると、これらの業務を外部に依頼することもできるので上手く活用すれば少しずつ楽になります。
デメリット③:社会的信用が低い
近年フリーランス人口は増えていますが、会社員と比べると、まだまだ社会的信用が低いです。
フリーランスは、毎月の収入が保証されている働き方では無いので、下記のような場面では少なからず影響があります。
- ローンを組む
- クレジットカードを発行する
- 賃貸物件を借りる
では、実際にフリーランスになるにはどうすればいいのか次で解説します。
Web制作案件の流れについて


Web制作に必要なスキルと営業方法が分かったので、次に案件を受注した後の流れを解説します。
作業の流れを理解することで、どのように案件を進めていけば良いのかがわかります。
案件を受注した後のWeb制作の大きな流れは下記のようになります。
- ヒアリング
- デザイン&コーディング
- 動作確認&修正
- 引継ぎ
- サイト公開
- 請求
ヒアリング
まずはヒアリングです。
お客様からサイト制作の目的やサービスの強みなどサイトの基本となる情報や、デザイン、コンテンツに関わる情報まで、幅広くヒアリングしていきます。
※サイト利用者(ペルソナ)の設定もここで行います。
ヒアリング項目については、下記の記事にて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


デザイン&コーディング
ヒアリング情報をもとに、デザインとコーディング作業を進めていきます。
デザインは、下記のような流れで進めていきます。
※基本的にはTOPページ→下層ページの順に作業を進めます。
- モックアップ作成(手書き)
- デザインラフ作成(ワイヤーフレーム)
- ブラッシュアップ
- デザインカンプ作成
デザインとコーディングで担当者が違う場合、コーディング作業は、デザインがFixできたページから五月雨で作業していくことが多いです。
動作確認&修正
サイトが完成したら、お客様に見た目のチェックと動作確認を行なってもらいます。
お客様から出た指摘事項に対して修正作業を行います。
引継ぎ
マニュアルを作成して、引き継ぎ作業を行います。
マニュアルは、今後運用でお客様が定期的に操作する項目を中心に作成します。
サイト公開
引き継ぎが完了したら、いよいよサイト公開の作業を行います。
公開作業は、設定漏れがないかの最終チェックです。
見た目や仕様のチェック以外にもSEO対策として、必要最低限の設定ができていることを確認します。
公開前のチェック項目については、下記の記事で詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


請求
作業が全て完了したら請求作業を行います。
請求書を発行し、お客様に振り込んでもらって完了です。
Misoca(ミソカ)
→会員登録無料・会費なしで、請求書が月10通まで無料で作成できるのでオススメです。
2023年4月1日から無料プランの月請求書作成数が5通→10通に拡大されました!
Web制作案件の流れについて、もっと詳しく知りたい方は、下記の記事を参照ください。


Web制作のフリーランスに必要なスキルとは?


フリーランスとして必要なスキルはいくつもありますが、ここでは自分のフリーランスとしての経験を振り返り、特に重要だと思うスキルについて説明します。
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 自走力
一つずつ解説します。
コミュニケーション能力
ここでのコミュニケーション能力は、誰とでも仲良くするスキルではなく、お客様やWeb制作会社に対して的確な報連相(報告・連絡・相談)ができるスキルのことです。
案件作業をする中で、お客様や制作会社に的確な報連相(報告・連絡・相談)をすることは、案件を円滑に進めることだけでなく、信頼関係の構築に大いに関係します。



「報告」「連絡」「相談」は、どんな仕事をする上でも基本となるコミュニケーションですが、フリーランスで的確に出来る人は意外と少ないです。
この信頼関係の構築がフリーランスとして活動していく中でとても重要になります。
なぜなら、フリーランスで仕事をする場合、結局は人との繋がりでお仕事を頂くことが多いからです。
※営業力はもちろん必要です。
ホウレンソウのコツは、相手の立場に立って考えることです。
お客様も制作会社もなるべくコミュニケーションコストを抑えたいです。
なので、報連相(報告・連絡・相談)のような当たり前のことを当たり前にできる人がフリーランスとして長く生き残ると思います。
コミュニケーションコストとは、「情報伝達・意思疎通にかかる時間や労力」のことをいいます。つまり、コミュニケーションコストが低ければ低いほど、複数人で取り組む仕事がスピーディーに進みます。
コミュニケーションコストが高いと生じる4つの問題と7つの改善方法
問題解決能力
問題解決能力は、分からないことがあった時になんとかする力のことです。
フリーランスでは、自分の出来る範囲だけで仕事をしても成長は少ないし、飽きてきます。
なので、自分がまだ経験したことない案件に常に挑戦していくことが必要です。



僕の場合、6〜7割できそうなら挑戦してみる気持ちでいてます。
その時に重要になるのが、問題解決能力です。
例えば、分からないことが発生した際には、下記の流れで対応します。



僕の場合、9割以上が①〜②で解決できます。
このような問題点を把握して、解決までの道筋を考え実行していく力(問題解決能力)はフリーランスにとって必須のスキルです。
自走力
最後に自走力です。
自走力は、簡単に言うと自ら考え行動して、前に進んでいく力のことです。
自走力がない人の典型としては、言われたことしかしない指示待ち人間です。
フリーランスの場合、サラリーマンと違い上司もいないので常に自分で考えて仕事を進めることが必要になります。
仕事だけでなく、今後の生き方やお金の面も含めて、自分一人で意思決定する場面が圧倒的に多いので、フリーランスを長く続ければ嫌でも自走力は鍛えられます。



僕の周りでも自走力がない人は、フリーランスとして生き残ってないですね
WEB制作フリーランスの年収を上げる施策
ここでは、僕自身がフリーランスとして行ってきた年収を上げるための施策を紹介します。
顧客の信頼獲得
まずは、請け負った仕事1つ1つに120%で取り組んで、顧客の信頼を獲得することに全力で取り組みました。
Web制作の案件には、大きく2種類あり、案件の種類によって顧客は変わります。
案件パターン | 直請け案件 | 下請け案件 |
説明 | WEBサイトやECサイトを作りたいお客さんから直接お仕事を頂く案件 | Web制作会社さんや、エージェント経由でお仕事を頂く案件 |
顧客 | お客様 | WEB制作会社さん |
請け負った仕事をやり遂げるのは、当たり前ですが、下記のような行動も意識しました。
- 報連相(報告・連絡・相談)を細かく実施
- 無理のない範囲で+αの提案や作業実施
顧客との信頼関係をしっかりと構築することで、継続的な案件の依頼や、新しい顧客の紹介に繋がります。
スキルの掛け合わせ
フリーランスの場合、自分の今持っているスキルを軸にキャリア設計を考えることが重要です。
具体的には、関連性が高い+αのスキルを身に付けると市場価値を上げることができます。
例えばコーディングメインで仕事している場合、下記のような+αのキャリア設計があります。
- コーディング+CMS構築(WordPress)
- コーディング+デザイン
- コーディング+マーケティング
- コーディング+ディレクション
僕は、CMS構築(WordPress)やディレクションのスキルを身につけることで、1案件当たりの単価や年収を上げていくことに繋がりました。
作業の効率化
単純にWEB制作で行っている普段の作業を効率化することで、自分の1日の作業量を増やしました。
同じ時間で対応できる作業量増えるので、フリーランスの方にとっては、時給単価が大きく変わってきます。
具体的には、コーディングスピードを上げるために3つの対策を行いました。
施策 | 内容 |
---|---|
コードのテンプレート化 | 自分が実装したHTML&CSSの記述をテンプレート化して、うまく再利用する。 |
コードの見える化 | デザインデーターからコーディングに必要なデータ(CSS情報や画像等)を見える化する。 |
コードの簡略化 | ツールを使って、HTMLやCSSを省略記法で簡潔に記述する。 |
WEB制作フリーランスとして仕事をする場合、コードを書く以外にも様々な作業をこなす必要があります。
最近では、有料・無料問わず制作作業を助けてくれる便利ツールが数多くあるので、どんどん活用しましょう。
特にクライアントワークの作業は、労働集約型の稼ぎ方なので、どうしても自分の時間を投資する必要があります。
なので自分の投資する時間で最大限のパフォーマンスを出すためにも作業の効率化は重要です。
Web制作に関するよくある疑問について【フリーランス・副業】


Web制作に関するよくある疑問について下記にまとめます。
Web制作フリーランスの年収はどれくらいですか?
Web制作フリーランスの年収は、一般的に平均400〜800万円程度と言われています。
金額に幅があるのは、デザインやコーダー、ディレクターなど職種によって年収が大きく変わるからです。



ディレクターなどお客様に近いポジションで働くと単価は上がります。
キャリアアップについては、下記の記事にて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


またフリーランスだと、働き方(在宅ワーク or 客先常駐)や案件の取り方(下請け案件 or 直請け案件)によっても、年収は大きく変わります。
Web制作案件をフリーランスとして受ける際の相場が知りたい
Web制作案件では、制作するサイトの種類によって費用相場は大きく変わります。
WEB幹事さんが出してくれている比較表が分かりやすいです。
画像出典:プロが教えるホームページ制作の費用・料金相場【相場早見表・料金表つき】
上記の中でもフリーランスの場合、一般的に小規模から中規模の案件になることがほとんどです。
具体例として、僕がチームで企業サイトを制作する際は、大体60~80万で受注しています。
100万以上の案件や大規模サイトの案件になると、提案してもなかなか受注まで行かないのが現実です。



やはりフリーランスの場合、制作会社(法人)と比べると信頼度や安心感で劣ってしまいます。
ランディングページ制作の相場については、下記の記事にて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


Web制作は最近オワコンと聞きますが、まだ稼ぐことができますか?
結論、稼ぐことはできます。



僕もWEB制作だけで十分食べていけてます。
確かに、web制作(主にコーディング)のフリーランスは、もう稼げないと言う声はよく聞いたことがあります。
原因としては、ここ数年でWEB制作を仕事にするフリーランスも増えてきたことから、稼げる人と稼げない人が大きく二極化しているからです。
稼げる人になるためには、お客様がどんなことをWEB制作に求めているのか理解する必要があります。
WEB制作の現状と今後の需要について、下記の記事にて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


見積もりが難しいです。自分の単価はどうやって決めればいいですか?
自分の単価の決め方には大きく2種類あります。
- ページ単価
- 人日単価
Webサイト1ページあたりの単価を決めて、作成ページ数で計算する方法です。
ページ単位での見積もりは、第三者的に見ても分かりやすいことがメリットですが、費用を抑えるためにページをまとめてしまうと何を伝えたいページか分からなくなり、SEO効果も出にくくなるデメリットもあります。
自分の1日あたりの金額決めて、全体の作業量(制作が何日かかりそうか)から計算する方法です。
1日あたりの金額を決めるために、自分が月何時間働けるのか?時給はどれくらい欲しいのか?把握する必要があります。
人日単位よりもページ単価の方が算出は簡単ですが、1ページにかかる時間は案件によってバラツキがあるので、人日単位で見積もる方がより正確に算出できます。
また、Web制作全体の見積もりを出すには、下記のような作業項目(見積もり項目)があるのを理解しておく必要があります。
- サイト企画費
- デザイン制作費
- ページ制作費
- システム開発費
- その他
単価の決め方と作業項目については下記の記事にて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。





今まで給与報酬でのみお金をもらっていた人は自分の作業に値段をつけるのは難しいと思います。徐々に慣れていきましょう!
フリーランスのチームを組んでWeb制作を行うことはありますか?
全然あります。
なぜなら普段1人では、スキル不足で対応できない案件もチームを組むことで対応できるからです。
実際に僕自身もフリーランスチームで活動しています。
一般的なWeb制作の場合、下記の役割でフリーランスチームを構成することが多いです。
- ディレクター
- デザイナー
- コーダー
僕の場合、デザインが出来ないのでフリーランスのデザイナーとチームを組んでいます。
自分でディレクターとコーダーを兼務で担当し、デザイン部分をメンバーにお願いするような形ですね。
チームで活動することのメリットはいくつかありますが、直請け案件に対応できるようになるのが個人的には一番大きいです。
- お客様と継続的なお付き合いがしやすい
- お客様から直接お仕事を頂くので、下請け案件よりも費用は高い
- 仕事内容を実績として公開しやすい
直請け案件は、制作会社からもらう、下請け案件よりも難易度は高くて責任も大きいですが、上記のメリットもあるのでチームを組んで挑戦してみるのがおすすめです。
トラブルの際、フリーランスは誰も守ってくれないので心配です。
確かに会社員は会社が助けてくれますが、フリーランスは誰も助けてくれません。
具体的には、下記のようなトラブルへの対策を自ら準備する必要があります。
- 怪我や病気で働けなくなってしまった場合
- 案件作業で損害賠償を請求された場合
- 納品したけど、お金が振り込まれない場合
常にリスクマネジメントをする必要がありますが、サービスを利用するのも一つの対策として有効です。
例えば、僕はFREENANCE(フリーナンス)
このサービスは、フリーランスや個人事業主に特化したお金と保険のサービスで、上記のようなトラブルに対応できるメニューが準備されています。
フリーナンスの使い方については、下記の記事にて詳細に解説しています。





フリーナンスは、最大500万円補償してもらえる「あんしん補償」が無料で利用できるのでオススメです!
Webデザイナーも未経験からなれますか?
なれます。
なぜなら、Webデザイナーになるための必須資格や経歴は特にないからです。
実際に僕が今一緒にチームで活動しているデザイナーは、30代未経験からフリーランスとして活躍しています。
未経験からどんなステップでデザイナーになったのか、フリーランスとして働いてみてどうだったのか、記事にまとめてくれているので、参考にしてみて下さい。




まとめ
今回はWEB制作のフリーランスになるロードマップを中心に、仕事の獲得方法などWEB制作を仕事にするために必要な要素を解説しました。
- 独学やスクールでWeb制作の基礎を学ぶ
- 制作会社で経験を積んで実績を作る
- クラウドソーシングを利用して副業も行う
- フリーランスとして独立する
- 友人・知人からの紹介
- クラウドソーシングの利用
- フリーランスエージェントの利用
- 制作会社に営業
- 営業パートナー
フリーランスや副業でWeb制作をすることは、簡単ではないですが正しい努力をすれば誰でも可能です。
本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
以上です。お疲れ様でした!