エックスサーバーを使ったポートフォリオサイトの公開方法【WEB初学者向け】

エックスサーバーを使ったポートフォリオサイトの公開方法

こんにちはTERUです。
フリーランスでWEB制作(コーディング or ディレクション業務)をしています。

読者の悩み

  • ローカル環境で作成したサイトをインターネットに公開する方法が知りたい
  • 自分でデザイン・コーディングしたサイトをポートフォリオとして公開したい

副業やフリーランスで仕事を行う際、自分が制作した作品(デザインやサイト等)をポートフォリオサイトにまとめて見せる機会は多いと思います。

TERU

ポートフォリオは、自分が何ができるのかアピールする最も効果的な方法です。

本記事では、ポートフォリオサイトなど、ローカル環境で作成したサイト(HTML/CSS/JSなど)をインターネット上に公開する方法を説明します。

そもそもWEB制作って何?どんな働き方や学習方法があるの?という事が気になる方は【現役フリーランスが解説】WEB制作を仕事にする方法【副業・フリーランス向け】の記事をご覧ください。
フリーランスや副業としてWEB制作を仕事にするロードマップについて詳しくまとめています。

本記事では、レンタルサーバーとしてエックスサーバーの利用を前提に記載しています。

他にも主要なレンタルサーバーについて比較したい方は、こちらの記事を参考にしてください。

サーバーの操作やFTPを使ったファイルのアップロードは、身につけると制作案件の幅も広がるので、これを機に勉強してみてください。

WordPressを使ってサイト公開したい方は、「WordPressで作成したWebサイトの公開方法について」を参照してください

本記事の信頼性

  • Web制作会社にてWebディレクター経験あり
  • 現在フリーランスでWEB制作をしている
  • WordPressを使ったWeb制作を数多く経験している
目次

ポートフォリオサイト公開前の事前準備

まず最初に、ポートフォリオサイトを公開するためには、「サーバー」と「ドメイン」について理解する必要があります。

スクロールできます
要素説明
サーバーWEBサイトのデータを保存し、ユーザーからのアクセスに応じてWEBサイトの情報を提供します。
ドメインWEBサイトがインターネット上のどこにあるかを判別する情報になります。
WEBサイトに必要な2つの要素

サイトを公開することを家を建てることに置き換えると理解が進みやすいです。

サイトとドメインとサーバーの関係性

それぞれの役割は以下になります。

  • サーバー:土地
  • ドメイン:住所
  • WEBサイト:家

WEBサイト(家)を公開するためにサーバー(土地)とドメイン(住所)が必要です。

インターネット上でWEBサイトが公開される仕組みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

自分でサーバー(土地)を用意することは高額ですが、少額でレンタルサーバーを利用することができます。

次章からレンタルサーバーの契約について解説します。

レンタルサーバーを契約しよう

サーバーを契約しよう
主要なレンタルサーバーはいくつかありますが、僕がオススメするのはエックスサーバーです。

エックスサーバーのオススメポイント

  • 管理画面がシンプルで使いやすい
  • サーバー稼働率99.99%以上の信頼性
  • WordPressのインストールが簡単
  • 無料でSSL化(https)に対応
  • 自動バックアップ機能あり

このサイトもXSERVER(エックスサーバー)を利用しています。

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10/2まで利用料金が最大30%OFF + ドメイン2つ永久無料&初期費用無料

サーバーを契約しよう


多数のコーポレートサイトでも利用されており、制作案件でも一番触る機会があるサーバーだと思います。

XSERVER(エックスサーバー)を利用することでWordPressブログも簡単に始めることができます。

レンタルサーバーの申し込み

さっそくレンタルサーバーの申し込みを進めていきましょう。

(1)XSERVER(エックスサーバー) にアクセスして、画面右上の「お申し込み」を選択します。

サーバー申し込み

(2)「10日間無料お試し 新規お申込み」を選択します。

サーバー申し込み2

(3)お申し込みフォーム画面にて、プランの「スタンダード」が選択されていることを確認します。

通常のコーポレートサイトやポートフォリオサイトはスタンダードプランでスペックは十分です。

サーバー申し込み4

(4)画面下の「Xserverアカウントの登録へ進む」を選択します。

サーバー申し込み5

(5)ここからは、アカウント情報の入力画面になるので、氏名、住所、電話番号など、必要情報を入力します。

サーバー申し込み6

重要:パスワードは忘れないようにメモしておきましょう!!

キャンペーン情報などお知らせメールが不要な場合は、チェックを外しておきましょう

(6)入力が完了したら、画面下の「次へ進む」を選択します。

サーバー申し込み7

(7)入力したメールアドレス宛に6桁の数字のみ記載されたメールが届くので、数字を「確認コード」欄に入力して、「次へ進む」を選択します。

サーバー申し込み8

(8)確認画面が表示されるので、入力内容に問題なければ、「この内容で申込みする」を選択します。

サーバー申し込み9

(9)会員登録を完了させると以下のメールが届きます。
件名:【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ[試用期間] 〜

サーバー申し込み10

(10)エックスサーバーの管理画面にアクセスし、上記メールに記載してある①「XserverアカウントID」と②登録したパスワードを入力し、「ログインする」を選択します。

サーバー申し込み11

※そのまま、「お支払い情報の設定」に進みましょう

お支払い情報の設定

「お試し期間中」のユーザーは、この後のドメイン設定ができないので先にお支払い情報を設定しましょう。


(1)管理画面の右上にある「料金支払い」を選択します。

お支払い情報の設定

(2)対象サーバーをチェック(①)、更新期間を選択(②)し、「お支払い方法を選択する」を選びます。

お支払い情報の設定2

Xserverの料金は、契約期間によって月額料金が変わってきます。
更新期間は長いほど、金額的にはお得になります。
※契約更新時に、期間を変更することは可能です。

※2022年7月時点の情報です。
出典:エックスサーバー|高速・安定の高性能レンタルサーバー

(3)あとは好きな決済方法を選択して、お支払いを完了させます。

お支払い情報の設定3

サーバー申し込みは以上になります。

ドメインを取得しよう

ドメインを取得しよう
ドメインはサイトの住所の役割を持ちます。
ドメインを取得するサイトは数多くありますが、ほとんど差はありません。

本記事では、有名なドメイン取得サービスの一つであるお名前.comでの取得方法を説明します。

ドメイン取得手順

(1)取得したいドメイン名を入力して「検索」を選択します。
ドメイン取得手順

(2)取得したいドメイン名が取得可能であれば、「お申込みへ進む」を選択します。
※すでに利用されているドメイン名であれば、別のドメイン名で探します。
ドメイン取得手順2

(3)ドメインを利用するサーバーを選択してくださいと表示されるので、「利用しない」を選択し、右側の「初めてご利用の方」-「メールアドレス」、「パスワード」を入力し、「次へ」を選択します。
ドメイン取得手順3
※今回はエックスサーバーを利用するので、お名前.comのサーバーは使用しません。

(4)会員情報の入力画面で必須項目を入力し、「次へ」を選択します。
ドメイン取得手順4

(5)お支払い方法の入力画面が出るので、こちらも必要項目を入力し、「申込む」を選択します。
ドメイン取得手順5

以上がドメイン取得手順になります。

ドメイン取得について、さらに詳細な内容を別記事にまとめています。

ドメイン取得に関するよくある質問

ドメイン名は何がいいの?

結論、ドメイン名はなんでもいいです。

よく言われている注意ポイントを2点説明します。

  • トップレベルドメイン(.com.jpなど)は特に気にしなくてOK
     →無難なのは、日本人に馴染みがある.com.jp
  • 日本語ドメインは避けましょう。
     →サイトを共有(シェア)された際に文字化けする。
     →文字化けURLだと利用者からは、不信感もたれる

ドメイン利用料はいくら?

取得するドメイン名により、利用料は変わるが、1年間のドメイン利用料の目安は1年間で200円〜1000円ほどです。

ドメインは他にどんな活用方法があるの?

よくある活用方法として、取得したドメインを利用して、メールアドレスを作成することができます。

「teru1213.com」のドメインを取得した場合

「XXX@teru1213.com」の形式で複数のメールアドレスを作成することが可能です。
※XXX箇所は任意に設定できる

TERU

「info@”ドメイン名”」でメールアドレスを作成し、公開したWEBサイトの問い合わせ先として設定することは、よくあります。

下記の記事では、メールアドレスの作成について詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

サーバーにドメインを設定しよう

サーバーにドメインを設定しよう
先ほど取得したドメインを契約したエックスサーバーで利用できるように設定します。

ドメイン設定

(1)Xserverアカウントから①「XserverアカウントID」と②「パスワード」を入力してログインします。

ドメイン設定

(2)「サーバー管理」を選択し、サーバーパネルを表示します。

ドメイン設定2

(3)サーバーパネルで、「ドメイン設定」を選択します。

ドメイン設定3

(4)「ドメイン設定追加」タブを選択し、取得したドメイン名を入力して「確認画面へ進む」を選択します。

ドメイン設定4

(5)確認画面が表示されるので「追加する」を選択します。

ドメイン設定5


(6)設定完了画面が表示されるので、確認して右下の「戻る」を選択します。

ドメイン設定6

先ほど追加したドメインが、ドメイン一覧の中に表示されていることが確認できます。

追加した直後は「反映待ち」ステータスが表示されています。
サーバーに設定が反映され利用可能になるまで最大で1時間程度かかります

エックスサーバのネームサーバーを確認

(1)サーバーパネルで、「サーバ情報」を選択します。

ドメイン設定7

(2)サーバ情報画面の赤枠部分がネームサーバー情報なのでメモしておきます。

ドメイン設定8

ドメインのネームサーバーを変更

お名前.comで取得したドメインのネームサーバーをエックスサーバーのネームサーバに変更します。
(1)ドメインNaviで①「お名前ID」と「パスワード」を入力してログインします。
ドメインのネームサーバーを変更
お名前.comでドメイン取得時に「[お名前.com]ドメイン登録 完了通知」というメールが届いています。
ドメインのネームサーバーを変更2
上記のメールにお名前IDは記載されています。パスワードは自身が設定したパスワードを入力してください。

(2)ドメインタブを選択し、ドメイン一覧から対象ドメイン名のネームサーバーの「初期設定」を選択します。
ドメインのネームサーバーを変更3

(3)ネームサーバー設定画面にて「その他」タブを選択し、赤枠部分にエックスサーバーのネームサーバを追記して「確認」を選択します。
ドメインのネームサーバーを変更4

(4)確認画面が表示されるので「OK」を選択します。
ドメインのネームサーバーを変更5
以上でドメインとサーバの紐付けは完了です。
ネームサーバー変更には24時間ほどかかるので、次の作業は1日休んでからやりましょう。

ドメイン設定について、さらに詳細な内容を別記事にまとめています。

SSL設定をしよう

先ほど設定した独自ドメインに対してSSL設定を行います。

SSLとは?

SSL=Secure Sockets Layerは、インターネットを利用する上でブラウザとサーバ間でのデータ通信を暗号化し、安全にデータをやり取りする仕組みのことです。

TERU

先ほど設定したドメインに対してSSL設定を行います。

GoogleでもSSL化が推奨されており、セキュリティ対策だけでなく、SEO対策のためにも対応は必須です。

ブラウザからサイトにアクセスするURLが「hhtp~」から「https~」に変わります。

SSL設定の流れ

下記の2つのステップで行います。

  • エックスサーバー側でSSL設定
  • 常時SSL化の対応(http→httpsへリダイレクト)

エックスサーバー側でSSL設定

独自ドメイン設定の際に「無料独自SSLを利用する(推奨)」にチェックをつけていた場合、すでにSSL化は完了しております。※本記事の作業をする必要はありません!

(1)サーバーパネルで、「SSL設定」を選択します。

SSL設定をしよう

(2)対象ドメインの「設定する」を選択します。

(3)「独自SSL設定追加」タブから「確認画面へ進む」を選択します。

SSL設定をしよう2

(4)確認画面が表示されるので「追加する」を選択します。

SSL設定をしよう3

完了メッセージが表示されます

SSL設定をしよう4

設定は最大1時間程度かかります。
設定中は「反映待ち」と表示されています。

TERU

完了すると「反映待ち」の表示が消えます。

以上でエックスサーバーでのSSL設定は完了です。

常時SSL化の対応(http→httpsへリダイレクト)

常時SSL化とは?

httpでアクセスしても自動的にSSL対応しているhttpsへリダイレクトするための設定を行います。

(1)サーバーパネルで、「.htaccess編集」を選択します。

SSL設定をしよう5

「.htaccess」ファイルは影響度が大きいファイルなので、編集前にはFTPソフトを利用してファイルのバックアップを取得しておくのがオススメです。

(2)対象ドメインの「選択する」を選びます。

SSL設定をしよう6

先ほど設定した独自ドメインを選択します。

(3)「.htaccess編集」タブから赤枠部分の文言を追記し、「確認画面へ進む」を選択します。

SSL設定をしよう7
## Always On SSL
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

(4)確認画面が表示されるので「実行する」を選択します。

SSL設定をしよう8

完了メッセージが表示されるので、「戻る」を選択します。

SSL設定をしよう9

(5)最後に常時SSL化が正常に対応できているか確認します。
下記のリダイレクトチェックサイトにアクセスします。

>>リダイレクトチェックサイト

確認したいURL(ここではhttp)を入力し、「チェックする」を選択します。

SSL設定をしよう10

チェック結果からhttp→httpsへ301リダイレクトされていることを確認します。

SSL設定をしよう11

以上で常時SSL化の対応は完了です。

SSL設定について、さらに詳細な内容を別記事にまとめています。

FTPを利用してファイルをアップロードしよう

FTPを利用してファイルをアップロードしよう
FTPソフトを利用して、契約したサーバーにファイルをアップロードしましょう。
アップロードすれば、インターネット上にサイトが公開されます。

FTPソフト(FileZilla)のインストール

今回はWindows/Mac共に無料で利用できる「FileZilla」というFTPソフトを利用します。
詳しいインストール方法は下記サイトを参照ください。

サーバーへの接続方法

(1)FileZillaを開き赤枠の「サイトマネージャー」を選択します。
サーバーへの接続方法

(2)サイトマネージャー画面で「新しいサイト」を選択します。
サーバーへの接続方法2

(3)「ホスト」、「ユーザー」、「パスワード」を入力し「接続」を選択します。
サーバーへの接続方法3
※入力する値についてはサーバー契約した際に送付されてるメールを参考にしてください。

件名:【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ〜

サーバーへの接続方法4

ファイルのアップロード

(1)接続するとディレクトリが表示されるので、ドメイン設定したドメイン名を選択します。

※ここでは「teru12131.com」

ファイルのアップロード

(2)次に、「public_html」フォルダを選択し、中に入ってる初期状態の2ファイルを削除します。

ファイルのアップロード2

削除対象ファイル
  • default_page.png
  • index.html

(3)ローカル環境にあるポートフォリオサイトのファイルを全てドラック&ドロップで「public_html」フォルダ内にアップロードします。
※表示させたいページのファイル名はindex.htmlにしてください
ファイルのアップロード4
ファイルのアップロード5

(4)これでサイト公開は完了です。
※ブラウザからドメイン名にアクセスするとポートフォリオサイトが表示されます。
ファイルのアップロード6

ファイルアップロードについて、さらに詳細な内容を別記事にまとめています。

記事のまとめ

今回は、ローカル環境で作成したポートフォリオサイトをインターネット上に公開する方法について解説しました。

副業やフリーランスなど、外部から仕事を受注する際には、相手にアピールする手段としてポートフォリオサイトは重要です。

ポートフォリオサイト公開の流れ
  • レンタルサーバー契約
  • ドメイン取得
  • ドメイン設定
  • SSL設定
  • FTPアップロード

特にWEB系の仕事をする方にとっては、サーバー、ドメイン、FTPの操作については、仕事の中でもよく出てくる内容なので、身につけておいて損はありません。

本記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです!
以上です。

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