こんにちはTERUです。
フリーランスでホームページやECサイト制作を仕事にしています。
読者の悩み
- フリーランスや副業するためにもビジネス用のメールアドレスが欲しい
- 独自ドメインを使ったメールアドレスが作りたい
メールアドレスには、Gメール(gmail.com)やyahooメール(yahoo.co.jp)など共有ドメインを利用した無料メールアドレスと、独自ドメインを利用したメールアドレス(有料)の大きく2種類に分かれます。
フリーランスや副業など、ビジネス目的で利用する場合は、独自ドメインを利用したメールアドレスの方が相手に信頼性をアピールできるため、仕事を獲得する上で多くのメリットがあります。

オンラインでの営業や、お客さんとのやり取りにメールアドレスは必要です。
本記事では、独自ドメインを使った自分オリジナルのメールアドレスを作成する方法について解説します。
この記事を読んで分かること
- 独自ドメインを利用したメールアドレスの作り方がわかる
本記事の信頼性
- フリーランスとしてWordPress案件を中心としたWeb制作をメインに仕事をしている。
- Web制作会社にてディレクターの経験もあり。
独自ドメインのメールアドレスを作るには?
結論、独自ドメインを使ったメールアドレスは、レンタルサーバーに契約することで作成可能です。
メールアドレスだけ提供するサービスもありますが、月額1,000円程度でホームページも作成できるレンタルサーバーを利用するのがオススメです。
今回は



レンタルサーバーなら、将来的にホームページやブログを作りたい場合にも柔軟に対応できます。
メールアドレスを構成する要素とは?
メールアドレスは@前後で「ユーザー名」と「ドメイン名」の2つの要素で構成されています。


「ユーザー名」はメールアドレスを利用する人のアカウント名を示す文字列であり、重複しなければ様々な用途で複数のメールアドレスを作成することができます。
「ドメイン名」とは、メールを送受信するためのサーバーを特定するために利用されるものです。
手紙で例えると以下のようのな役割を担っています。
「ユーザー名=宛先の名前」、「ドメイン名=宛先の住所」
独自ドメインのメールアドレス作り方【4ステップ】
実際にXSERVER(エックスサーバー)
STEP1:レンタルサーバーを契約する
まずはエックスサーバーの公式サイトからレンタルサーバーの契約を進めていきます。
▼XSERVER(エックスサーバー)公式ページ
手順①:公式サイトにアクセスして、画面右上の「お申し込み」を選択します。


手順②:「10日間無料お試し 新規申し込み」を選択します。


手順③:お申し込みフォーム画面にて、プランの「スタンダード」が選択されていることを確認します。
メールアドレスを作成するのに、上位プランのスペックは必要ないので今回は「スタンダード」を選択します。


手順④:画面下の「Xserverアカウントの登録へ進む」を選択します。


手順⑤:アカウント情報の入力画面になるので、氏名、住所、電話番号など、必要情報を入力します。
後で利用するため、パスワードは忘れないようにメモしておきましょう!!


手順⑥:アカウント情報の入力が完了したら、画面下の「次へ進む」を選択します。


手順⑦:入力したメールアドレス宛に6桁の数字のみ記載されたメールが届きますので、その数字を「確認コード」欄に入力して、「次へ進む」を選択します。


手順⑧:確認画面が表示されるので、入力内容に問題がなければ、「この内容で申込みする」を選択します。


手順⑨:入力したメールアドレス宛にアカウント登録完了のメールが届きます。
「SMS・電話認証へ進む」というボタンが表示された場合
「この内容で申込みする」ではなく、「SMS・電話認証へ進む」が表示された場合の手順になります。
手順①:「SMS・電話認証へ進む」を選択します。
手順②:「認証コードを取得するお電話番号」を入力し、「取得方法」を決めて、「認証コードを取得する」を選択します。
※ここでは、SMSでの取得方法にしています。


手順③:指定した取得方法で、認証コードが届きます。認証コードを入力してから「認証して申し込みを完了する」を選択します。


お支払い方法の設定
次にお支払い方法の設定を行います。
お支払い方法の設定を行わないと「独自ドメインの設定」ができません。
手順①:エックスサーバーの管理画面にアクセスします。


手順②:①「XserverアカウントID」と②登録したパスワードを入力し、「ログインする」を選択します。


①XserverアカウントID | アカウント登録完了メールに記載されています。![]() ![]() |
②パスワード | アカウント情報の画面で入力した値 |
手順③:管理画面の右上にある「料金支払い」を選択します。


手順④:料金支払い画面にて、対象サーバーをチェック(①)、更新期間を選択(②)し、「お支払い方法を選択する」を選択します。





自動更新設定の方法については、公式マニュアルを参照ください。
手順⑤:あとは好きな決済方法を選択して、お支払いを完了させます。


お支払いが完了すれば、「STEP1:レンタルサーバーを契約する」の作業は全て完了です。
STEP2:独自ドメインを取得する
次に独自ドメインの取得について下記2パターンでの手順を解説します。
- 独自ドメイン永久無料特典を利用する場合
- 独自ドメイン永久無料特典を利用しない場合
独自ドメイン永久無料特典を利用する場合
手順①:Xserverアカウントから①「メールアドレス or XserverアカウントID」と②「パスワード」を入力してログインします。


手順②:管理画面から、「各種特典のお申し込み」を選択します。


手順③:独自ドメイン永久無料特典(プラン特典)の「この特典を使用する」を選択します。


手順④:取得したい独自ドメイン名を入力し、「検索する」を選択します。


手順⑤:取得したい独自ドメイン名にチェックがついているのを確認し、「選択したドメインの取得申請をする」を選択します。


手順⑥:完了画面が表示されるので、独自ドメインの取得完了です。


独自ドメイン永久無料特典を利用しない場合
手順①:Xserverアカウントから①「メールアドレス or XserverアカウントID」と②「パスワード」を入力してログインします。


手順②:XSERVER(エックスサーバー)の管理画面で「ドメイン取得」を選択します。


手順③:ドメイン検索画面にて、好きな文字列とドメイン(.comや.jp等)を選択します。


手順④:入力が完了したら、画面下の「ドメインを検索する」を選択します。


手順⑤:検索結果画面にて、取得可能なドメインは、取得と更新にかかる費用が表示されています。


事前にWHOIS情報の設定が必要になります。 設定方法の詳細については、公式サイトを参照ください。
ドメインは、インターネット上の住所であり、誰とも被らない必要があります。
被っている場合、下記のように取得できません。
手順⑥:検索結果画面から、取得したいドメインと利用規約にチェックし、「お申し込み内容とお支払いに進む」を選択します。


手順⑦:お支払い方法の選択を行います。ここでは、「クレジットカード」を選び、「決済画面へ進む」を選択します。


- クレジットカード
- コンビニ
- 銀行振込
- ペイジー
支払い方法は「クレジットカード」がオススメです。
なぜなら、「カード自動更新」の機能によりドメインの更新処理を自動で行ってくれるので支払い忘れを防止することができるからです。 →更新処理を忘れると、最悪ドメインを失効してしまいます。。



サーバー契約の際に、クレジットカード情報を設定していれば、特に入力することなく購入が可能です。
手順⑧:決済処理を完了すれば、独自ドメインの取得完了です。
下記の記事では、ドメイン取得について詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


STEP3:レンタルサーバーに独自ドメインを設定する
次に取得した独自ドメインをレンタルサーバーに設定します。



サーバーとドメインを紐づける作業になります。
独自ドメインは、レンタルサーバーに設定しないとホームページやメールの用途で利用することはできません。
手順①:サーバーパネルから「ドメイン設定」を選択します。


手順②:ドメイン設定画面にて、「ドメイン設定追加」タブを選択します


手順③:先ほど取得した独自ドメインを入力して「確認画面へ進む」を選択します。


手順④:確認画面が表示されるので、「追加する」を選択します。


手順⑤:設定完了画面が表示されるので、確認して右下の「戻る」を選択します。


手順⑥:先ほど追加したドメインが、ドメイン一覧の中に表示されていることが確認できます。


追加した直後は「反映待ち」ステータスが表示されています。
サーバーに設定が反映され利用可能になるまで最大で1時間程度かかります。
以上で独自ドメインの設定は完了です。
下記の記事では、ドメイン設定について詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


STEP4:メールアドレスを作成する
ようやく独自ドメインを使ってメールアドレスを作成します。
手順①:サーバーパネルから「メールアカウント設定」を選択します。


手順②:ドメイン選択画面にて、メールアドレスを作成したい独自ドメインの「選択する」を選択します。


手順③:メールアカウント設定画面にて、①「メールアカウント追加」タブから②「メールアドレス情報」を入力し、「確認画面へ進む」を選択します。


メールアカウント | 作成したいメールアドレスを入力します。 |
パスワード | メールアドレスのパスワードを入力します。 WEBメールやメールソフトを使う際に必要になるのでメモしておきましょう。 |
容量 | メールボックスの容量を設定します。 容量は後から変更可能なので、デフォルト設定で問題ありません。 |
コメント | メールアドレスに対するコメントを入力します。 特に必要なければ空白で問題ありません。 |
手順④:確認画面が表示されるので、「追加する」を選択します。


手順⑤:作成完了のメッセージが表示されるので、「戻る」を選択します。


手順⑥:先ほど追加したメールアドレスが、メールアドレス一覧の中に表示されていることが確認できます。


以上でメールアドレスの作成は完了です。



作成したメールアドレスの使い方について次章から解説します。
メールアドレスの利用方法
ここでは、メールアドレスを利用してメールの送受信を行う方法を2つ紹介します。
WEBメールを使用する場合
WEBメールは、普段使っているブラウザを使用してインターネット経由でメールチェックやメール送受信ができるサービスです。
今回メールアドレスを作成したXSERVER(エックスサーバー)
- メールソフトのインストールや設定が必要ない
- インターネット環境があれば、どこでもメール対応が可能
- 自分以外のPCやスマートフォンでも利用可能



インターネット環境がないオフラインの環境では利用できません。
WEBメールのログイン
手順①:WEBメールのログイン画面から①メールアドレス、②パスワードを入力して「ログインする」を選択します。


手順②:メールパネル画面から「WEBメールにログインする」を選択します。


手順③:別タブでwebmail画面が表示されたら、ログイン完了です。


メールの確認
手順①:webmail画面のデフォルト表示が受信箱なので、ログインすると受信したメール一覧が確認できます。


タイミングによっては、メール一覧に表示されていない場合もあるので、ログイン後は一度「再読込み」を選択しましょう。
※サーバーに届いた新着メールが確認できます。
手順②:一覧から各メールをダブルクリックするとメール詳細が確認できます。


メールの送信
手順①:画面左上の操作メニューから「新規作成」または「返信」、「全員に返信」、「転送」を選択することでメール作成画面が表示されます。


手順②:メール作成画面では、基本的に①宛先、②件名、③メール内容を入力すれば「送信」を選択して操作完了です。





他にもファイルの添付など、通常のメールソフトでできることとほぼ同じことができます。
WEBメールの詳細な利用方法については、公式サイトのマニュアルを参照ください。
メールソフトを使用する場合
今回は無料で利用できるメールソフト、「Thunderbird」を使った方法を解説します。
Mozilla Foundationが開発するオープンソースのメールソフトです。Windows、Mac、Linuxなどの多くのプラットフォームで利用できます。
メールアドレス情報の確認
メールソフトで使用するので、事前に下記の情報を確認しておきます。
メールアドレス | STEP4で作成したメールアドレスです。 |
パスワード | STEP4で作成したメールアドレスのパスワードです。 |
受信メール(POP)サーバー | 受信メールサーバーは、メールを受信するために必要なサーバーです。 例)sv***.xserver.jp |
送信メール(SMTP)サーバー | 送信メールサーバーは、メールを送信するために必要なサーバーです。 例)sv***.xserver.jp |
手順①:サーバーパネルから「メールアカウント設定」を選択します。


手順②:ドメイン選択画面から、対象のドメインを選択します。


手順③:メールアカウント設定画面から、「メールソフト設定」タブを選択すると確認できます。


メールソフトの導入
手順①:公式サイトにアクセスし、「無料ダウンロード」を選択します。


手順②:ダウンロードしたファイル「Thunderbird 10x.x.x.dmg」をダブルクリックします。
手順③:ドラック&ドロップでアプリケーションにインストールします。


メールソフトの設定
手順①:Launchpadから「Thunderbird」を選択します。


警告が表示されますが、「開く」を選択します。


手順②:セットアップ画面が表示されるので情報を入力し、画面左下の「手動設定」を選択します。


手順③:「メールアドレス情報の確認」で調べた受信サーバーと送信サーバーの情報を入力します。


プロトコル | 「IMAP」か「POP3」のいずれかを選択します。デフォルトの「IMAP」で問題ありません。 |
ホスト名 | 調べた受信サーバーの情報を入力します。 |
ポート番号 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
接続の保護 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
認証方式 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
ユーザー名 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
IMAPとPOP3は、どちらもメールを受信するためのプロトコルです。
IMAPはメールサーバ上にメールを保存し、複数の端末から同じメールにアクセスできますが、POP3はメールを端末にダウンロードするので、サーバ上からは削除されます。
なので、POP3を使う場合は、一度ダウンロードしたメールは他の端末からはアクセスできません。
ホスト名 | 調べた送信サーバーの情報を入力します。 |
ポート番号 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
接続の保護 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
認証方式 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
ユーザー名 | 自動で検出されるので入力不要です。 |
手順④:受信サーバーと送信サーバーの情報を入力後、「再テスト」を選択すると自動検出された情報が反映されます。


手順⑤:最後に「完了」を選択して、設定完了です。




以上で設定完了です。
メールの送受信テスト
最後にメールの送受信テストをしておきましょう。
下記の手順で、設定したメールアドレスの送受信テストを行うことができます。
- フリーメールアドレスや携帯電話から、設定した独自ドメインのメールアドレス宛にメールを送信
- Thunderbirdの受信トレイにメールが届くことを確認
- フリーメールアドレスや携帯電話宛にメールを返信
- フリーメールアドレスや携帯電話に返信メールが届くことを確認
Gmailを利用する場合
独自ドメインで作成したメールアドレスは、Gmailでも利用可能です。



普段Gmailを利用されている方には便利な方法です
Gmailへのメールアドレス登録
手順①:Gmailのホーム画面から「歯車マーク」→「すべての設定を表示」を選択します。


手順②:「アカウントとインポート」タブから「メールアカウントを追加する」を選択します。


手順③:ポップアップ画面が表示されるので、追加するメールアドレスを入力し、「次へ」を選択します。


手順④:「他のアカウントからメールを読み込む(POP3)」にチェックを入れて「次へ」を選択します。


手順⑤:受信サーバー情報の入力画面が表示されるので、入力後に「アカウントを追加」を選択します。


ユーザー名 | STEP4で作成したメールアドレスです。 |
パスワード | STEP4で作成したメールアドレスのパスワードです。 |
POPサーバー | POPサーバーは、メールを受信するために必要なサーバーです。 例)sv***.xserver.jp |
メール情報はこちらの手順で確認できます。
手順⑥:アカウント追加の完了画面が表示されるので、「はい」にチェックして「次へ」を選択します。


手順⑦:メールの送信相手に表示される名前を入力して、「次のステップ」を選択します。


手順⑧:送信サーバー情報の入力画面が表示されるので、入力後に「アカウントを追加」を選択します。


SMTPサーバー | SMTPサーバーは、メールを送信するために必要なサーバーです。 例)sv***.xserver.jp |
ユーザー名 | STEP4で作成したメールアドレスです。 |
パスワード | STEP4で作成したメールアドレスのパスワードです。 |
メール情報はこちらの手順で確認できます。
手順⑨:追加するメールアドレス宛に確認コードが届くので、入力して「確認」を選択します。


設定画面に登録したメールアドレスが追加されているのを確認します。


以上でGmailへの登録作業は完了です。
これでGmailを使って、独自ドメインで作成したメールアドレスの送受信が可能になります。
独自ドメインのメールアドレスに関する疑問
- 独自ドメインで作成できるメールアドレスの数に制限はありますか?
-
ありません。
基本的に主要なレンタルサーバーであれば、独自ドメインのメールアドレスは追加料金なしで無制限に作成可能です。
主要なレンタルサーバー- エックスサーバー
- ConoHa WING
- ロリポップ
※エコノミープランのみ最大20個の制限あり
- 独自ドメインに日本語は使えますか?
-
日本語を使用することはできます。
ただ、日本語ドメインを使用する場合、以下のデメリットがあるため注意が必要です。日本語を使うデメリット- サイトを共有(シェア)された際に文字化けする。
- 文字化けしたURLのため、利用者から不信感を持たれる。
- 日本語ドメインのメールアドレスが作れない。
- 正確には、メールアドレスも文字化けします。
- 日本語ドメインが使用できないレンタルサーバーもある。
日本語ドメインを使用する場合、実施のインターネット通信では、ピュニコード(Punycode)と呼ばれる英語表記に変換されて利用されます。
<例> - 変換前:<https://日本語.jp> - 変換後:<https://xn--wgv71a119e.jp>
- サイトを共有(シェア)された際に文字化けする。
- 独自ドメインを移管した場合、メールアドレスの変更は必要ですか?
-
不要です。
メールアドレスは、そのまま利用可能です。注意点としては、メールソフトの再設定が必要になります。
具体的には、独自ドメインを移管する場合、下記の作業が必要になります。
- 移管先で移行元と同じメールアドレスを作成
- ①で作成したメールアドレスをメールソフトに設定
→設定には、移管先のメールサーバー情報を使用
TERUメールソフトに同じメールアドレスのアカウントが2つ存在することになるので、移管が完了したら、古いアカウントは削除しておきましょう。
まとめ
今回は、レンタルサーバーのXSERVER(エックスサーバー)
▼XSERVER(エックスサーバー)公式ページ
- レンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- レンタルサーバーに独自ドメインを設定する
- メールアドレスを作成する
メールアドレスは、フリーランスや副業で仕事をする上で重要なツールの一つです。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
以上です。お疲れ様でした!