こんにちはTERUです。
フリーランスでWEB制作を仕事にしています。
読者の悩み
- フリーランスならブログは書いたほうがいいの?
- フリーランスがブログを書くメリットはあるの?
先に結論を言うと「フリーランスがブログを書くことはメリットしかないので今すぐ始めよう!」です。
当ブログは、フリーランスの仲間との会話から、本業であるWEB制作の気分転換にでもなれば良いかと、軽いノリで始めたものですが、振り返ると3年以上も運営しています。
もちろん専業ブロガーではないので、1日に作業できる時間は限られているので、亀のような速度で少しずつ成長してきた感じです。
フリーランスであれば、一般的な会社員がブログを書くよりも圧倒的に継続しやすいと思います。
なぜなら、専門性の高い仕事をしてる方が多いので、普段の仕事内容がコンテンツになり、無理なくインプットアウトプットのサイクルを回すことができるからです。
当ブログであれば、本業のWEB制作やフリーランスの働き方について、自分が学んだノウハウや経験をコンテンツとして投稿しています。
僕自身、最初はこんなに継続できるとは思っていませんでしたが、ブログを書くことは、「スキル」「収入」「人脈」といった様々な面で自分に良い影響を与えてくれました。
本記事では、「なぜ継続できたのか?」「ブログを書くメリットは?」、「実施して良かった施策は?」など、実際にフリーランスが3年以上ブログ運営を継続してみたリアルな実績から振り返ってみたいと思います。
フリーランスブログを3年運営したリアルな数字
PV数
まずはPV数からです。
最高PV数は約2.4万PVで、これまでの推移としては次のようになります。
ブログを始めて半年以降で徐々にPV数が増えてきました。
停滞する期間もありつつ、全体で見ると右肩上がりで伸びてきました。
正直3年目からはPV数をあまり意識していません。
記事作成にあたり、1年目と2年目以降で以下の点を意識していました。
- ロングテールキーワード(3語以上の掛け合わせ、ボリューム100以下)を狙う
- 自分が書きたい(書ける)記事をとにかく書く
- ミドルキーワード(100~1000)を狙う
- トピッククラスターモデルを意識した記事作り
- 競合調査もしつつキーワード選定を行う
2年目以降はSEOの知見もついて、色々それっぽい施策も行いましたが、振り返ると過去の自分をターゲットにして書いた記事が一番成果が出ています。
キーワード選定も重要ですが、読者設定がもっと重要だと思っています。
記事数
記事数はこれまでで【計89記事】を書きました。
月ごとの記事数の推移としては次のようになります。
1ヶ月単位で見ると平均2.2記事。
1日1記事書くブロガーさんもいるので、比較するととものすごく生産性は低いですw
一時期は記事のリライトに力を入れていたので新規が増えてない時期もあります。
最初は1記事作成するのに10時間以上時間をかけていましたが、半年ぐらいして書き方のコツを掴んでからは、執筆スピードが少しは上がりました。
どれだけ執筆スピードを上げても、本業でブログやってる人や組織で運営してる人に量で勝負することはできないので、記事投稿の頻度はあまり気にせず自分が納得する記事をマイペースに作成しています。
収益
ブログ運営による収益は下記のように推移していきました。
1年以上経ってようやく収益が発生して、2年目、3年目と記事数が溜まってPV数が上昇したことによって収益も大きく飛躍した感じです。
最初はGoogleアドセンスとアフィリエイトの両方で収益化していましたが、記事に関係のない広告が表示されるのは、ユーザーにとっても自分にとっても不快なので、途中からアドセンスは停止し、アフィリエイトのみに切り替えました。
結果として3年目以降は平均して10万以上のブログ収益が発生しており、過去最高は【月25万円】を達成しています。
1年目に収益をほとんど意識しなかったのが結果的に良かったと思っています。意識してたら、途中で挫折してました。。
フリーランスブログが継続できたポイント
元々継続するとか意識しないで始めたブログがなぜここまで続けられたのか、改めて振り返ってみました。
継続できた要因として、後から振り返って考えると以下の3つが大きいと思います。
- 毎日やる(なるべく朝一)
- 結果でなくプロセスに集中する
- インプットする情報を限定する
毎日やる(なるべく朝一)
一つ目は「毎日ブログ作業をやる」ことです。
週1回や2回で定期的にやることも考えましたが、自分の中では毎日少しでもブログ時間を確保することで自分の中でブログを書くリズムが習慣化できたと思っています。
また、作業のタイミングについては、なるべく朝一にやることを意識しました。
朝目覚めてからの3時間は「脳のゴールデンタイム」っと呼ばれており、一番生産性が期待できます。
案件作業を始める前に、その日の頭が一番クリアな状態の時に作業することで集中できました。
案件作業の後にブログを書こうとすると、疲れ果ててやる気が出ませんでしたw
結果でなくプロセスに集中する
最初の頃は、結果は無視してプロセスに集中しました。
なぜなら、ブログでよくいう結果(アクセス数や収益等)が出るには時間がかかるからです。。
初めて半年近くは、ほとんどアクセスがない状態でした。
誰でも早く結果を出したいので、どうしても結果に意識がいきがちですが、自分の作業時間や今週出来たことなど自分が作業した内容やプロセスに集中することでブログを書くモチベーションを保つことができました。
具体的には、Googleカレンダーのタスク機能を使用して、30分単位のタスクを設定して、ブログ作業を管理していました。
Googleカレンダーは、後で作業内容を振り返りやすくなるために便利です。 また、タスクを完了する行動自体がモチベーション維持につながるので、一石二鳥でした。
タスク設定では、なるべき義務感をなくすことが重要です。
「今日中に記事執筆を完了させる」なんて決めてしまうと、急に仕事みたいに義務感が発生して楽しくなくなるので、30分単位のタスクも「記事案を考える(30分)」みたいな感じで30分で必ず完了するタスクにすることがポイントです。
インプットする情報を限定する
ブログに関する情報は溢れているので、自分がインプットする情報を限定しましょう。
特にSEO関連の情報は、昔に比べると色んな人が情報発信をおこなっており、YoutubeやTwitterなど情報に溢れかえっています。
色んな情報を参考にしすぎると、自分のやってることに自信が持てず迷走していまいます。
全ての情報をキャッチアップしようとすると、どれだけ時間があっても足りません。
また、いくつかのメディアで情報収集していると気づきますが、大抵の場合、表現方法を変えているだけで、言ってることは同じです。
自分が信頼する人を一人決めて、1年間はその人の発信しか見ないぐらい極端に限定しても全く問題ないと思います!
僕の場合、インプットする情報として、SEOおたくさんが代表を務める株式会社LANYのコンテンツ(ブログやYoutubeなど)のみに限定しています。
フリーランスがブログを書くメリット
フリーランスがブログを書くメリットは以下の3つです。
- 自分のブランディングになる
- 本業以外の収益獲得
- スキル獲得
自分のブランディングになる
ブログを書くことで、自分のブランディングになります。
自分の考えやスキルを多くの人に共有することで、自分がどういう人物であるのかを知ってもらい、フリーランスとしての影響力を構築することができます。
具体的には、ブログ自体がポートフォリオサイトのような役割を果たし、「仕事の依頼」や「同業者からの協業相談」など、本業にも良い化学反応が起きてくれます。
上手に育てていくことで、ブログは優秀な営業マンとしも活躍してくれます。
本業以外の収益獲得
ブログにある程度アクセスが集まると収益を獲得することが可能になります。
ブログを収益化する獲得はいくつかありますが、有名なのは以下の2つになります。
収益方法 | 仕組み |
---|---|
Googleアドセンス | ブログ上に広告を表示して、見てもらったり、クリックしてもらうと報酬が発生 |
アフィリエイト | ブログ上で商品やサービスを紹介して、成約した際に紹介料が発生 |
本業以外の収益源を持つことは、経済的にも潤うのはもちろんですが、収入面でのメンタルが安定することで本業でも積極的にチャレンジすることができ、良い影響を与えてくれます。
本業以外のスキル向上
ブログを書くことで、多くのスキルを伸ばすことができました。
- ライティング
- SEO
- データ分析
- マーケティング
上記のスキルは、本業のWEB制作にも関係するスキルですが、サイト制作が中心の作業だとどれも軽く経験したことがある程度で、自信を持って現場で活用するレベルではありませんでした。
ブログ運営により自分が身をもって経験することで、各スキルを仕事に活かせるレベルに向上することができました。
サイト制作後の運用保守にSEO支援としてブログで身につけたスキルを活用しています。
各スキルは、ブログ以外の仕事にも活かすことができるため、他の仕事に転職するなど、自分の選択肢を増やすことにもつながります。
フリーランスブログで実施してよかった施策
これまでのブログ運営で実施してよかった施策について解説します。
- WordPressの有料テーマを使ったこと!
- テーマ性を絞ったこと!
- 数字を常に意識したこと!
WordPressの有料テーマを使ったこと!
まず一つ目は、WordPressの有料テーマを使ったことです。
本ブログでは、「SWELL
SWELLを利用することで大きく2つの効果がありました。
- WordPressの技術的な対応に時間を取られなくなった
- 投稿作業の時間が格段に早くなった
ブログ始めた当初は、自作テーマで運用しており、WordPressのバージョンアップに合わせて、テーマを対応させるため技術的な対応(プログラムコードの修正)に時間を取られていました。
SWELLに変更したことで、記事作成に集中できて作業効率が飛躍的に上がりました。
今振り返ると初めから有料テーマを使っていればよかったと後悔しています。
SWELLでは、高頻度でアップデートが実施されており、WordPressのバージョンアップ以外にも「最新のSEO・高速化施策」や「デザイン・機能性・使いやすさ」を追求した改善が日々行われています。
他にもSWELLのメリット・デメリットについて下記の記事で詳しく解説しています。
テーマ性を絞ったこと!
次にサイトのテーマ性を絞ったことがよかったです。
具体的には、テーマを「WEB制作のフリーランス」に絞り、「WEB制作のフリーランスで独立する方法」や「WEB制作フリーランスの営業方法」などテーマ性に絞った記事を書くことにしました。
なぜなら、最初は「フリーランス」という大きなカテゴリーで自分の書きたい記事を書いていましたが、途中から「WEB制作」という自分の専門性が高い記事にアクセスが集中していることに気づいたからです。
記事を書いてからGoogleに評価されるスピードも明らかに違いました。
サイトのテーマ性を絞ることはSEO的にも良い影響があると言われており、肌感覚ですがテーマ性を絞ったことでブログ記事全体の評価も上がり、アクセスの伸びも加速したと思います。
上記以外にもテーマを絞ることで様々なメリットがありました。
- 次に書く記事案を考えるのが楽になった。
- 関連性の強い記事が増えて自然な内部リンク施策ができた。
- 普段の仕事がブログを書くためのインプットになっている。
数字を常に意識したこと!
記事のアクセス数やキーワード順位など、数字を常に意識するようにしました。
継続の箇所で解説した「結果でなくプロセスに集中する」とは全く別の考えですが、ブログを始めて半年以上経ってから行った施策です。
ブログ始めたばかりの頃は、数字なんて気にせず記事作成に集中しましょう。
数字を意識するのは、最低でも10記事以上書いた後で問題ないです。
具体的には、「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」からアクセス数やどんなキーワードで評価されているのか確認するようにしました。
結局ブログのアクセスは、Google評価に大きく左右されるので、アクセス数やキーワード順位など指標となる数字を意識してブログを改善していかないと、方向性が分からなくなってしまいます。
ある程度記事が溜まったら、数字を意識してブログ運営していくことは重要です。
さらに「RankTracker(ランクトラッカー)」という有料のSEOツールを導入し、各記事毎にキーワード順位を毎日確認するようにしました。
各記事毎のキーワード順位以外にもRank Trackerを導入して良かった点は以下になります。
- 記事を修正した際に効果があったかどうか判断できる
- 競合サイトがどんなキーワードで評価されているか分かる
- キーワード調査や管理が楽になる
フリーランスブログのよくある質問
フリーランスブログに関するよくある質問について解説します。
フリーランスがブログを運営するデメリットは何ですか?
デメリットとしては以下の2点があります。
- 運営費用(月1,000円程度)がかかる
- 記事にアクセスが集まるまで半年はかかる
運営費用としてはレンタルサーバーとドメインの使用量で月1,000円程度の出費はかかります。
ランチ1回分の費用で運営できると考えるとかなり安いです!
記事のアクセスに関しては、記事がGoogleに評価されるまでどうしても時間がかかってしまいます。
半年間は記事を書くことに集中して、アクセス数など数字はみない方がおすすめです。
本ブログも半年間はほぼアクセスがない状態でした。。
ブログ記事はどんなことを書けばいいですか?
結論として、「自分が以前困っていたけど解決できたこと」を探して記事にすることをおすすめします。
なぜなら、ブログ記事を検索するユーザーは何か解決したい問題が必ずあるからです。
具体的には、フリーランスであれば、自分が身につけたスキルや仕事で解決した経験など、過去に自分が困っていたことを中心に書いてみると、自然と誰かの悩みを解決する価値のある記事になります。
ブログ記事のネタがなくなってきたらどうすればいいですか?
ある程度記事を書くとネタに困る時があります。
そんな時は、競合分析をしてみて、自分と似たサイトがどんな記事を書いているか確認して、書くネタの参考にしてみましょう。
もちろん内容をパクってはいけません!記事のネタとして参考にするだけです。
具体的には無料版RankTrackerを利用することで、無料で競合分析ができます。
競合分析をすることで、競合サイトの記事毎に「どんなキーワードで検索結果の何位で表示されるのか?」を知ることができます。
フリーランスは今すぐブログを始めよう!
ここまで読んで、自分もブログを始めてみようと思ったら、今すぐ行動しましょう!
当ブログはWordPressブログで下記の構成です。
レンタルサーバー | XSERVER(エックスサーバー) |
WordPressテーマ | SWELL |
WordPressテーマの初期費用は1万円程度かかりますが、ランニングコストはレンタルサーバーとドメイン代を合わせて月1000円程度の出費しかかかりません。
本業があるフリーランスの方にとって、ブログを始めるデメリットはほとんどありません。
無料ブログではダメですか?
ダメではないですが、WordPressブログがおすすめです。
なぜならWordPressブログの場合、記事を自分の資産として管理できるからです。
具体的には、無料ブログ(はてなブログ、アメーバブログ、note等)を利用する場合、サービスが終了した場合に自分の資産(記事)がなくなってしまうリスクがあります。
急にサービス終了で自分の記事がなくなってしまうリスクを考えると、少額の運用費を払ってでもサービスに依存しないWordPressブログを利用することがいいと思っています。
自分の資産(記事)がなくなるリスクを考えると月1,000円程度のランニングコストは安いです
エックスサーバーを使ったWordPressブログの始め方は、下記の記事に詳しく手順を解説しています。
記事のまとめ
今回は、3年間のブログ運営を振り返りながら、フリーランスがブログを書くメリットについて解説しました。
「ブログってオワコンじゃないの?」と思っている方もいるかもしれませんが、僕自身が3年間運営してきて、「スキル」「収入」「人脈」といった様々な面で自分に良い影響を与えてくれたので、自信を持っておすすめできます。
ブログを始めようか迷っている方はこの機会に、ぜひ始めてみて下さい!
以上です。