こんにちはTERUです。
フリーランスでホームページやECサイト制作を仕事にしています。
読者の悩み
- シンレンタルサーバーとエックスサーバー、どっちのレンタルサーバーを選べばいいのかよくわからない
元々エックスサーバー株式会社では、類似のレンタルサーバーサービスとして下記2つのサービスを提供していました。
2つのサービスはそれぞれに特徴がありますが、どちらも定額制のレンタルサーバーなので、違いが一見わかりにくいです。
特に初めてレンタルサーバーを契約しようという人にとっては、どちらを選べばいいのか、そもそも基準がわからないと思います。
レンタルサーバー選びには、各レンタルサーバーの特徴を理解した上で、利用用途に合ったサービスを選ぶことが重要です。
本記事では、シンレンタルサーバーとエックスサーバーの選定方法について詳しく解説します。
この記事を読んで分かること
- 自分にとって最適なレンタルサーバーを選ぶことができる。
- エックスサーバーとシンレンタルサーバーの違いや選定方法が理解できる。
本記事の信頼性
- フリーランスとしてWordPress案件を中心としたWeb制作をメインに仕事をしている。
- Web制作会社にてディレクターの経験もあり。
- 普段から各レンタルサーバーを利用している。
シンレンタルサーバーとエックスサーバーの選定方法
結論からいうと、シンレンタルサーバーとエックスサーバーの強みを理解し、自分の重要視する点を基準に選定すべきです!
各レンタルサーバーの強みと対象ユーザーについて下記にまとめます。
レンタルサーバー | シンレンタルサーバー
| エックスサーバー
|
---|---|---|
強み | コスパNo1のレンタルサーバー 国内最速のサーバー処理速度 アダルトサイトも運営可能 | 国内シェアNo1のレンタルサーバー 圧倒的に高い安定性 品質の高いサポート |
対象ユーザー | レンタルサーバーを安く利用したい サーバーの性能にこだわりたい アダルトサイトを運営したい | 一番人気のあるレンタルサーバーを利用したい WEB制作でクライアントのサイトを公開したい トラブルがあってもサポートしてもらえる安心感が欲しい |
シンレンタルサーバー
正直、2つのレンタルサーバー間に大きな差はありません。
しかし、各レンタルサーバーが重視するポイントが異なるため、細かい部分で差が生じます。
完璧なレンタルサーバーは存在しないため、自分が最も重視する点を基準に選びましょう!
シンレンタルサーバーの強み
シンレンタルサーバーの強みは以下の3点です。
- コスパNo1のレンタルサーバー
- 国内最速のサーバー処理速度
- アダルトサイトも運営可能
コスパNo1のレンタルサーバー
シンレンタルサーバーは性能が高いだけでなく、コストパフォーマンスが優れています。
具体的には、主要なレンタルサーバーと比較することで安さがわかります。
レンタルサーバー | シンレンタルサーバー | エックスサーバー | ConoHa WING |
---|---|---|---|
月額(税込) | 770円 | 990円 | 1320円 |
プラン名 | ベーシック | スタンダード | ベーシック |
- リソース値(CPU/メモリ)が同程度のプランで比較
- サーバーの契約期間は36ヶ月を想定
- キャンペーンは考慮せず通常価格で比較
国内最速のサーバー処理速度
シンレンタルサーバーは、国内最速のサーバー処理速度を実現します。
なぜなら、プライム・ストラテジー社と技術提携しているので、超高速WordPress実行環境「KUSANAGI」を利用することができるからです。
負荷テストツール(h2load)で測定した際のサーバー処理速度は国内最速を記録しています。
新世代レンタルサーバー【シンレンタルサーバー】
ちなみにエックスサーバーでも「KUSANAGI」を利用していますが、処理速度はシンレンタルサーバーの方が早いです。
さらに先を行く、エックスサーバー 次世代のホスティングをリードする国内最速サーバーへ │ レンタルサーバーならエックスサーバー
アダルトサイトも運営可能
シンレンタルサーバーでは、アダルトサイトの運営が可能です。
一般的に主要なレンタルサーバーでは性行為、またはそれを連想させる画像・動画のコンテンツを掲載している場合、禁止事項に該当してサービスの提供が停止されます。
シンレンタルサーバーでは、公式サイト上でもアダルトサイトの運営が認められています。
よくある質問 – アダルトサイトの運営は可能ですか? | 新世代レンタルサーバー【シンレンタルサーバー】サポートサイト
その他の特徴として、シンレンタルサーバーでは、革新性をキャッチコピーに最新技術を迅速かつ積極的に取り込みます。
- シンレンタルサーバーで新機能が実装
- シンレンタルサーバーで実績と検証データーを得る
- エックスサーバーでの採用検討
- エックスサーバーで新機能が実装
新技術は、主に高速性やSEO対策を意識したものが多く、検証用の開発環境としていち早く新技術を確認するにはオススメです。
\対性能比で国内最安 /
利用料金は月額770円〜+ ドメイン永久無料&初期費用無料
サービス名 | シンレンタルサーバー
|
サービス開始時期 | 2021年5月〜 |
公式サイト | https://www.shin-server.jp/ |
エックスサーバーの強み
エックスサーバーの強みは以下の3点です。
- 国内シェアNo1のレンタルサーバー
- 圧倒的に高い安定性
- 品質の高いサポート
国内シェアNo1のレンタルサーバー
エックスサーバーは、運用サイト数が250万件以上もある国内シェアNo1のレンタルサーバーです。
主要なレンタルサーバーの中でも2003年からホスティングサービスを提供している老舗の会社です。
個人や法人関係なく利用者が多いので、公式サイトだけでなくインターネット上に数多くの情報が掲載されており、初心者の方でも調べれば大抵のことは直ぐに解決できます。
エックスサーバーの中の人が運営するメディアで、ブログの始め方について詳しく解説してくれています。
圧倒的に高い安定性
次に圧倒的に高い安定性もエックスサーバーの強みです。
具体的には、提供する全プランにリソース保証機能がついており、他ユーザーからの影響を受けずに安定的なサーバー運営を行うことが可能です。
共用サーバー内で各ユーザーに対して確保するリソース(CPU・メモリ)を保証する機能です。 契約するプランによってリソースの保証値は異なります。
エックスサーバー以外の主要なレンタルサーバーでは、通常プランでは基本的に他ユーザーとリソースを共有しており他ユーザーの利用状況により少なからず影響を受けてしまいます。
会社やサービスの公式サイトなど、安定稼働が必要な場合にはエックスサーバーの利用をおすすめします。
品質の高いサポート
最後に品質の高いサポートです。
エックスサーバーでは、電話とメールの両方でサポート対応を受け付けています。
平日10:00~18:00であればチャットサポートもあります。
電話サポートでは、契約中のお客様と契約前のお客様のための受付窓口が分かれているので、変にたらい回しにされることなく、目的のサポートを受けられると思います。
実際に、僕がWEB制作の仕事でドメイン移管作業をサポートに支援してもらった経験があります。 その際に作業手順の説明や素早いレスポンスなど、サポートの対応が非常に優秀で好印象を持ちました。
サービス名 | XSERVER(エックスサーバー)
|
運用サイト数 | 250万件以上 |
サービス開始時期 | 2003年7月〜 |
公式サイト | https://www.xserver.ne.jp/
|
\ ご利用料金が最大半額キャッシュバック! /
12/4まで利用料金が実質月額495円〜 + ドメイン2つ永久無料&初期費用無料!
シンレンタルサーバーとエックスサーバーの比較
シンレンタルサーバーとエックスサーバーを以下の4つの観点から比較します。
- 機能
- プランと料金
- 操作性
- サポート対応
機能
各レンタルサーバーの主要な機能について比べてみます。
主要機能 | シンレンタルサーバー | エックスサーバー |
---|---|---|
KUSANAGI (WordPress実行環境) | ||
Xアクセラレータ (サイト高速化) | ||
XPageSpeed (SEO対策) | ||
nginx採用 | ||
オールNVMe SSD(RAID10構成) |
現時点では、サイト高速化やSEO対策、WordPress実行環境など、サーバーの特長となる主要な機能については、ほぼ同じ機能が実装されています。(2023年1月時点)
ただ、高速化技術や新機能が今後新たに出る時は、シンレンタルサーバーから導入されていきます。
「KUSANAGI」は、プライム・ストラテジー社が開発・提供しているWordPressの超高速実行環境のことです。 KUSANAGIを利用することで、一般的なサイトよりも高パフォーマンス(高速+安定)のWordPressサイトが構築できます。
エックスサーバー株式会社では、プライム・ストラテジー社と技術提携を行うことで、KUSANAGIの技術を導入しています。
サイト運営を助けるその他の機能
主要な機能以外に、サイト運営を助けてくれる機能を一部紹介します。
機能 | シンレンタルサーバー | エックスサーバー |
---|---|---|
簡単インストール (WordPress or EC-CUBE) | ||
プラン変更 | ||
自動バックアップ | ||
自動バックアップからのデータ復元 | ||
無料独自SSL | ||
FTP接続 | ||
SSH接続 | ||
メール機能 | ||
他社レンタルサーバーからの移行 | ||
WAF |
作業の効率化やバックアップ、セキュリティ対策など、サイトを運営していく上で便利な機能も、ほぼ同じ機能が利用できます。(2023年1月時点)
プランと料金
各レンタルサーバーのプランと料金について比べてみます。
シンレンタルサーバーのプランと料金
リソース | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|---|
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア | 12コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | 20GB |
ディスク (NVMe SSD) | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|---|
3ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
6ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
12ヶ月 | 880円 | 1,780円 | 3,560円 | 7,120円 |
24ヶ月 | 825円 | 1,650円 | 3,300円 | 6,600円 |
36ヶ月 | 770円 | 1,540円 | 3,080円 | 6,160円 |
※上記の料金表は1ヶ月当たりに支払う料金です。
エックスサーバーのプランと料金
リソース | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
ディスク (NVMe SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
※上記の料金表は1ヶ月当たりに支払う料金です。
どちらも初期費用は無料で、従量課金ではなく、固定の月額課金になります。
また、契約期間が長くなるほど1ヶ月当たりの金額はお得になります。
料金表を比較するとシンレンタルサーバー
シンレンタルサーバーの「ベーシック」プランとエックスサーバーの「スタンダード」プランはほぼ同じリソース(vCPU6コア/メモリ8GB/ディスク300GB)なので、この2つのプランで比較しています。
エックスサーバーの方が、安定性を重視しており、サポート体制も手厚いので、その分料金は少し高くなっています。
操作性
操作性については、ほぼ違いがありません。
なぜなら、シンレンタルサーバーは、「エックスサーバー」のシステムをベースとして作られたレンタルサーバーなので、管理ツール(管理画面)は「エックスサーバー」と同じUI(ユーザーインターフェース)を採用しているからです。
シンレンタルサーバーのUI
エックスサーバーのUI
どちらも同じ高機能かつ使いやすさを重視した管理ツールが提供されています。
エックスサーバーの操作に慣れている方は、シンレンタルサーバーも問題なく操作することができます。
サポート対応
次にサポート対応について比較してみます。
サポート内容 | シンレンタルサーバー | エックスサーバー |
---|---|---|
電話対応 | 平日 10:00~18:00 →契約中のお客様専用窓口有り | 平日 10:00~18:00 →契約中のお客様専用窓口有り 新規契約の相談窓口有り |
メール対応 | 24時間365日受け付け | 24時間365日受け付け →24時間以内に返信 |
チャット対応 | 無し | 平日 10:00~18:00 |
サポートサイト | https://www.shin-server.jp/support/ | https://www.xserver.ne.jp/support/ |
マニュアル&よくある質問 | 有り | 有り |
設定代行サービス | 有り | 有り |
ホームページ制作相談 | 無し | 有り |
どちらもサポートサイトが用意されており、基本的な各種サポートメニューは準備されています。
チャット対応やホームページ制作の相談など、細かいサポート内容を見ていくとエックスサーバー
エックスサーバーの方が、運用しているサーバーの安定性を重視(創業以来 99.99%以上の稼働率)しており、24時間365日のサポート体制があるので提供するサポートの質も高いです。